DIYで活用したいOSDボード。
バリバリの建築素材だが、活用次第でDIYでも活躍できる面白い素材だ。
OSDボードの特徴と活用例について紹介していこう。
OSBボードとは
“Oriented Strand Board”の略で、日本語だと配向性ストランドボードといい、木材のチップやストランドを圧縮・接着した構造用合板の一種。
主に壁、床、屋根の補強材として使用される。
木材のチップが一方向に向いているため、強度が非常に高く、曲げやすい特性があるため、様々な形状に切り出すことができる。
また、合板よりも安価であり、強度も高いため、住宅の壁、天井、床、屋根の補強材として利用されることが多い。
さらに、防火性能や音響性能にも優れているため、建築資材として幅広く利用されている。
ただし、OSBボードは粗く削った木材を接着剤で固めているため湿度や水分に弱く、長期間水にさらされると腐食してしまうので、屋外での使用には向いていない。
また、表面が粗いため、かなり鋭利。無垢材ならヤスリをつかって滑らかにできるが、OSDボードは難しい。
なので、頻繁に触れるような場所にも避けたほうがよさそう。または周囲に他の木材を使って囲うようにして断面が露出しないように工夫する必要がある。
あとは建築基準法に気をつけてほしい。不燃性の指定ある木材を使わないといけないので、壁一面OSDボードというのは避けたほうがいいだろう。
OSBボードの活用例
OSBボードは、建築資材として幅広く使われており、以下にいくつかOSBボードの活用例を挙げていこう。
壁材
内装材として使われることが多い。強度が高く、防音性や断熱性にも優れているため、壁材として使用される。
表面に木目があるため、塗装をしなくてもナチュラルな雰囲気を演出することができるぞ。
天井材
OSBボードは、天井材としても利用されている。
天井に施工することで、モダンな雰囲気を演出できる。天井に取り付ける場合は、壁材よりも細いサイズのOSBボードが使われている。
床材
床の下地材として使用される。床下地として使用する場合は、表面を平滑に加工して利用する。
屋根補強材
屋根の補強材としても使える。建物の屋根を支えるために、トラスの補強材として使用されることがある。
家具
OSBボードは、家具の素材としても使用できる。
好きな場所に木ねじを打込めるのでとても便利。OSDボードの場合、独特な質感のおかげでねじ穴が目立たない。なので、気軽に木ねじを打込もう。
それを工具や部品をかけておくといい。必要な工具が取りやすいしなくしにくいから工具の管理は壁掛けがベストだ。
