アメリカンガレージは無機質で大胆な外観だけではなく、日本のガレージには見られない内装を設置するのもポイント。
内装によって印象が大きく変わるので、どういったポイントを重視すればいいのかチェックしよう。
ストーリー仕立てで考える
部屋に入った瞬間、なぜかワクワクしてくる建物に入ったことはないか?
ワクワクしてくる部屋というのはストーリーがしっかりしているからだ。
アメリカンガレージの内装を何となくで決めてしまうと、仕上がりのバランスが悪くなりやすい。
「ワイルドスピード」で出てきた何台も格納することができる豪華で広大なガレージや「グラン・トリノ」に出てきた50年かけて集めた工具が整然と並ぶガレージなどは、まさに男にとっての憧れだ。
このように内装のストーリーが思いつかないなら、好きな映画やドラマを参考にするといいだろう。
実用性とデザインを兼ね備えた壁の使い方
アメリカンガレージの内装は、棚やアイテム類を壁一面フルに使った収納がポイント。
イメージとしては壁に空き缶を横一列に陳列できるような棚を作ってみよう。
日本だと扉付きで奥行きのある収納が主流だが、アメリカでは壁面収納が多いため、棚の作り方ひとつで見た目の印象が変わってくる。
DIYをする上での注意点
素材に注意
内装をDIYする際、違法性がないか注意したい。住んでいるところが市街化調整区域であれば大きな問題はないが、それ以外の時は内装に制限がある。
例えば、木材を使う場合、準不燃材以上の耐火素材を使用しなくてはならないなど。
一般的に倉庫や物置として使うなら制限はないが、壁や天井に使う素材によって法律で違法となるケースがある。
また、ガレージ内は排気ガスや洗車によって汚れる場合があるので、メンテナンスしやすい素材を選ぶといいだろう。
自分のモノだから好き勝手にやっていいとはならないので気をつけよう。
快適さを考慮する
ガレージを趣味のスペースとして活用する場合、換気や通風性を考慮し、快適にガレージに長居できるよう環境を整えていこう。
また、日々の生活スタイルから動線も考慮すると使い勝手がよくなる。
たとえば、玄関から車までの動線や荷物の荷下ろしなど、なるべくストレスフリーな動線をデザインするといい。
全体の調和
ガレージは第一印象で目に入りやすいので、住宅のイメージに大きな影響を及ぼす。
ガレージ単体だけで意識して作ってしまうと、ガレージだけ浮いてしまったり、住居の窓や屋根の位置や勾配などのバランスが崩れてしまう。
だから住まいと全体のバランスを考慮してデザインや素材を選ぶことが大切だ。